日本シリーズ’09に行ってきました!! [野球観戦]
今日は先発ゴンザレス、対する日本ハムは藤井。たしか・・・藤井・・・藤井秀悟は巨人打線をヤクルト時代からカモにしている左腕だ。レギュラーシーズン彼がどのような活躍をしたかは定かではないが、正直タイトな試合になることはわかった。
いつもと違うことに気付いた。それは、巨人が攻撃にはいるイニングの攻守切り替えのとき、ライト外野席はチャンスのテーマを熱唱していた。最初はリズムに乗るだけだったが、せめて声援だけでも日ハムをリードしなくては・・・という思いがイニングを増すごとに強くなり自然に筆者もライト応援席につられて2階席でチャンスのテーマを熱唱していた。今日の試合展開が早すぎるぅ・・・
1-0日本ハムリードで迎えた8回裏、好投の藤井が下がりセットアッパーの建山。筆者は藤井が下がったことは正直ラッキーとさえ思ったと同時にこのイニングで何かを仕掛けないとそのまま完封リレーという悪夢がよぎった。代打李承燁。記憶に新しいところでは一昨日の反撃弾、最後の大舞台で力を発揮する男。打ちそうな気がしたが・・・デッドボール。敵の投手気迫に圧倒されたか?代走は尚広。セカンドに進めば何かが起きる!?バッターBOXには松本の代打大道。まず初球から二盗を決める。動揺したか、送球ミスにより尚広は三塁に達する。ライト外野席はGフレアを熱唱だんだん球場全体にGフレアがフィールド内のあらゆる音を飲み込んでゆく。スタンドとフィールドがオレンジの熱気に包まれた瞬間だった。少年野球の見本のような短く構えたバットから鋭いラインドライブを描きセンター前へ落ち、尚広は悠々と生還、試合を振り出しに戻す。
しかし、天国から一転地獄へ。8回から続投の山口が被弾。再び日ハムリード。裏の攻撃は間違いなく守護神武田久がマウンドへ。このイニングの先頭打者は亀井・・・驚異の5番バッター~忘れられないのは今シーズンの中日の守護神岩瀬から放った逆転サヨナラ3ラン!!~その再現をと、応援歌に入るその瞬間、というか初球をドンピシャのタイミングで強振!!!ライトスタンドへ一直線、同点ソロ。スタンドは1階も2階も関係なくオレンジのタオルが乱舞し、熱気は最高潮。1アウトとなり続くキャプテン慎之介。明らかに一発を狙っている空振り、そういえばヒーローインタビューで『最高でーす!!』と言うのしばらく聞いていないので聞きたくなった。と心の中でつぶやいた3球目だったか、快音を残し低い弾道を目で追いながら『入れー!!』と絶叫した。その打球は亀井のアーチよりもスローモーションのようにゆっくりと余韻を残してライトスタンド最前列に吸い込まれた・・・。フィールドではホームベースにナインが集まり、慎之介は狂喜乱舞!スタンドでは1階も2階も狂喜乱舞だった。ビバ!ジャイアンツをこれまた熱唱し、バンザイ三唱を体いっぱいで発声する。
ヒーローインタビュー。慎之介の第一声は期待通り、『サイコーですっ!!!』だった。
日本シリーズは幸運にも去年に続きナマ観戦できたわけだが、『ドラマがあるねぇ~』としばし放心状態になった。そして帰りの電車の中、筆者の頭の中ではずーっとチャンスのテーマがBGMとして繰り返しながれ、慎之介のアーチの映像がスローモーションでフラッシュバックされ続けた。
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